雑記

アホです。

神様はなぜ人の姿をしているか


≫20170517追記

井上順孝ほか『〈日本文化〉はどこにあるか』(春秋社、2016年)に「神仏はなぜ人のかたちをしているのか―擬人観の認知科学」という参考になりそうな論文を見つけたので、読みましたらまた追記する予定です。

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多くの神様は人型です。


「神様という格上の存在を自分と同じ人型だと想像するなんて、人間ってずいぶんおこがましいなぁ」と思ったことがあります。



また、ヨーロッパでは三日月に人の顔がついていますよね。というか、人間って何にでも人間の顔を描きますよね。


ナンシー関の記憶スケッチアカデミー』というおもしろい本があります。本物を見ないで、記憶だけで描いた絵を投稿してもらい集めた本なのですが、これが酷い。


なんと、カマキリに眉毛を描く人がいるのです。


いやいや、虫に眉毛って、正気ですか?

冗談ですよね??

しかし、冗談ではなく、本気で眉毛を描いてしまうようです...。



この「眉毛問題」はしばしば起きることで、人は眉毛のない動物に眉毛を描きます。



「カマキリに眉毛を描くなんて信じられない!」なんて言っていますが、わたしもうろ覚えではろくに絵が描けないかもしれない...。

まぁ、人の絵を見ている分にはおもしろいし、お友達と実際に記憶スケッチしてみるのも楽しいし、御一読を。

https://www.amazon.co.jp/dp/4041986095

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人って、やはり自分中心に世界が回っているのでしょうか。



インドくらいだよ、象の神様がいるの...と思ったら、あの神様(ガネーシャ)も身体は人だった気がします。ソースは忘れました。確か、頭が切れちゃって見つからないから象の頭を身体にくっつけましたよ、という話だったような。



人の姿をしていない神様はいると思います。わたしが知らないだけでしょう。エジプトのバステトやアヌビスは猫や犬の頭をしていますが、身体は人間なのでしょうか...今度事典で調べてみます。



しかし、多くの神様が人型なのはなぜなのでしょうか。




先にネット上で語られているものを、少しばかり載せておきます。


↓聖書解説。人は神様の作品

http://seishonyumon.com/words/1035/


↓聖書解説。神様の形って...?

https://www.gotquestions.org/Japanese/Japanese-image-God.html


↓Yahoo知恵袋

http://m.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/q12108822822


↓Yahoo知恵袋その2

http://m.chiebukuro.yahoo.co.jp/detail/q1373643813




どの話も興味深いですね。


最初のリンクでは聖書に基づいた解説をしています。

人は神が作った、だから神の姿=人

という話です。これは聖書によくある解説です。



二つ目のリンクでは、少し違った解釈がされています。

人は神が作ったけれど、似ているのは別の部分だ、と言っています。そもそも神は物質的に存在していないので、姿が似ているのではないと言っています。あれれ...さっきのは...?



三つ目のリンクでは、三つの説が紹介されています。

①人が神を人型だと想像したから(擬人化のようなもの)

②神が人を愛するが故に人型になったから

③人型なのは神ではなく、預言者である

いう説明がされています。

たしかに、人は自分と違うものを理解したり親しもうとするのが苦手な生き物ですよね。この方の説明は納得が行きます。


ベストアンサーでない方の方は、

色んな神様がいたけれど人型の神が残った

ということですが、これも「人型の方が人にとって親近感が湧くから」ということに由来していそうですね。情報源は謎ですがね...セキセイインコの神ってなんじゃ。



四つ目のリンクのベストアンサーは、わかるような、わからないような、ですね。

①神と人が親子だから

これはまだわかります。

②動物だと親近感が湧かない

というのもわかります。三つ目の人と同じことを言っています。

③宇宙が人型で、その意志が人の形に反映されたから

については、

うーん?笑

です。


ただ、もう御一方の回答を興味深く思いました。

人が偉業を成して認められると、神や仏になるから、という趣旨でしたね。

これは日本的な考えだなー、と思いました。

そもそも、仏様は人でしたよね(ちなみに仏様≠神様)。そのせいでしょうか、日本では、人や動物が仏や神になるという逸話が多い気がします。


仏教神道(国家神道も...?)の影響か、日本の土地柄なのか...。

キリスト教圏では、人は聖人になれますが神になることはありませんよね。不思議。




さて。

仏様が人型なのは、元々人間だったから。

では、神様は...?




やっぱり、

人「ニンゲン様は賢いから偉いんだゾ〜!だから神様も人型に決まってらあ!」

というわたしの人間傲慢説よりも、


三つ目のリンク、一番最初の

神を人型にしたというより、人間が神様を人間のかたちに描き始めたと説明した方がわかりやすいように思います。擬人化とでも言いましょうか?私たちは、自分からはるかにかけ離れたものを理解することができません。たとえば、神様が惑星のかたちや水のかたちをしていたら私たちはまったく理解できませんよね?そこで、人間に最もわかりやすいように神様を自分たちと同じ姿で描くことにしたのではないでしょうか?

が理にかなっているように思います。



そりゃそうか。


人の神様は人型である方がいいみたいです。

わたしが最初思ったような、「人が自分大好きだから、自分中心にしか物事を考えられない」、というわけではないようです。人の神だからこそ、人型であるべきなのかもしれません。


単に、人は自分のことしかわからない生き物だからなのでしょう。他人のことも他の生き物のことも、神様のことだって、わかっているつもりでも本当はわからないのです。自分じゃないからね...。だから、自分にひきつけて想像するのです。